派閥クラッシャー

こんにちは、酒屋三代目福ちゃんです。


 今回からは、店長時代に経験した様々な事について書いて行きたいと思います。


●人間関係

 昔から飲食店は女性の職場だと良く言ったものです。過去にも色々なお店で働いて来ましたが、社員は男性の割合が多いのですが、パート、アルバイトを含めた割合で見れば圧倒的に女性の方が多いお店ばかりでした。


 派閥。同じ悩みを経験した方も少なくは無いと思います。人間関係の悪い環境ほど悲惨な場所はありませんでした。その中でもパートさん同士の歪み合いが、特に強烈だったのを思い出しました。一度関係が崩れれば、周りにも影響を及ぼす程に。そうなると営業にも差し支え、必然とお客様にもご迷惑が掛かる事に。


 なぜそうなったのか、初めはそんな事ばかり考えていました。そうこうしているうちに、一つの原因が浮かび上がりました。大元を辿ればモメるきっかけなんて、殆どが些細な事。よっぽどの事が無い限り、どちらが悪いのか、ではなく両方が悪いのです。求められるは店長としてのブレない対応なのです。


 両成敗出来れば一番良いのですが、そうは簡単に行きません。当事者同士が別々に、ある事ない事を周りの人に吹き込んで自分の味方を増やしにかかります。そうやって悪い雰囲気がどんどん広がり、派閥が生まれます。そこに輪をかけて、店長がどちらかの味方に付くなどするともう最悪。敵対された相手はお店や社員に不満を持ち、辞めて行きます。辞めた後も、お店や社員の悪口をある事ない事言って周ります。


 もう一つの駄目なパターンは、両方ともに良い顔をする八方美人タイプ。あっちで良い顔、こっちで良い顔。話してる分には平和的な解決策に見えますが、長く続く訳がなく、いずれはどちらかの耳に入るものです。そうなると最悪両方辞めます。


 長い間飲食店を見ていると、人手不足の店には何らかの原因があると分かりました。その原因に対してしっかり向き合わなけば、ずっと同じ事で悩み続けなければならない。そもそも自分たちのスタッフも満足させらない店長や社員にお客様を満足させる事など難しいのです。『時間が解決してくれる』と言う人もいますが、それは真剣に向き合わず、面倒な事から逃げているだけなのです。


 派閥などの考え方が嫌いな私は、派閥が出来そうになると片っ端から壊しにかかりました。私自身が行った事は至ってシンプルで、どちらの味方にも付かず、当事者一人一人からお互いの言い分を聞いた上で、お店や他のスタッフの為にはどうすれば一番良いかを考えて、店長としての答えを出してあげる事でした。その上でお互いの悪い所も指摘して仲直りさせて来ました。


 自分にブレない芯を持ち、どんな問題が起こってもそれに沿って考えれば上手く行くと思います。間違ってもその芯の部分が二転三転しないように気をつけて下さい。しっかり相手の事を考えて向き合えばきっと理解し合えると思います。『店長は裏表が無いから信用できる』パートさんの1人に言われたこの一言を、未だに心に刻んでいます。

 


*新たにブログのホームページを開設致します。今までの内容に少し手直しを加えて作っております。
まだまだ勉強不足ですが、頑張って行きたいと思うので、こちらも見て頂けると嬉しいです。

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                                  酒屋三代目福ちゃん  
     
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