海の向こうへ

こんにちは

福ちゃんです

前回は高校を退学した事まで書きました

その続きのお話です

母ちゃんに泣かれ 親父にはすぐ働けと言われ

16歳にして勉強する事を諦めかけていたその頃 

(まぁ正直勉強なんて嫌いでしたが)

親戚の1人が思いよらぬ事を母ちゃんに

言って来ました。

日本に合わないのなら留学させろと‥‥

え? 何? 何言っとるんやろこの人?

正直頭の中はこんな感じでした

勉強なんて中学でドロップアウトしたのに

外国?英語? 誰も知らんし そもそも

何言っとるか分からんやん

ただラッキー? な事に当時の私は楽観的と言うか

何も考えて無かったので

即答でじゃあ行くと言ったそうです

その頃はコンビニも出始めでまだまだ

酒屋さんが儲かっていた時代でした

今と、なれば全然ですがギリギリ生き残っている

状況です。

そんなこんなで 超プラス思考の私は

南半球のニュージーランドへと旅立ちました

むしろ最初から最後まで本人より心配していたのは

やはり親の方でした。

旅立つまでの数ヶ月間 知り合いの美容院で

アルバイトさせて貰ったり、またまた親戚の

料亭で年末に おせち料理を詰める

アルバイトなど今まで経験した事がなかった

働くと言う事をちょっとだけ学ばせて貰い

何にも使えなかった私に給料と言って

選別まで出してくれました。

あの頃お世話になった人達は今も忘れません

むしろ働くようになった今の方が

感謝の気持ちが強くなった事に気付きました

ありがとうございます

昔から友達だけは多かったので

沢山の人に激励され、見送られ

飛行機に乗りました

母ちゃんは空港でも最後まで泣いていました

流石に寂しい気持ちが込み上げて来ましたが

多くの人に見送られたので今更引けないと

笑顔で手を振り 飛行機まで涙を堪えました

飛び立ってすぐに友達からの手紙や

寄せ書きを見て声を堪えて静かに泣きました

どのみち飛び立った以上今更引き返すと事は

出来ないと自分に言い聞かせて

不安いっぱい 寂しさ満載 でもちょっぴり

楽しみ と言う具合で

約14時間のフライトが始まりました